松岡万希(まつおかまき)
(ソプラノ)

14歳より声楽を学び、兵庫県立西宮高等学校音楽科を経て、京都市立芸術大学音楽学部声楽専攻を首席で卒業、東京藝術大学大学院修士課程音楽研究科オペラ専攻を修了。  リリックな響きと豊かな声量を持ち、イタリア・ロマン派作品の演奏を得意としている。その歌唱は1999年毎日新聞社主催「第53回全国学生音楽コンクール」、2004年「第2回東京音楽コンクール」、「第9回コンセール・マロニエ21」、2009年「第28回飯塚新人音楽コンクール」の全てにおいて総合第1位優勝と高く評価され続けている。2001年京都市芸術文化特別奨励者に、2006年度文化庁新進芸術家海外留学制度にて研修員に選定されイタリアに渡る。留学中はフィレンツェを拠点に演奏活動を行い、その中でも「第3回G.Martinelli-A.Pertile国際声楽コンクール」第4位、「第17回Mario Del Monaco国際声楽コンクール」ファイナリスト・ディプロマ、また2008年ミラノ・ロゼートゥム年間主要歌手として選定されたことは特筆される。 帰国後はリサイタル公演を中心として各方面のコンサート、オペラ公演にソリスト、主要役として出演、これまでに日本フィル、新日本フィル、大阪フィル、神戸フィル、イルミナートフィル等の各オーケストラと共演、いずれも好評を博す。オペラでは「ドン・ジョヴァンニ」、「コジ・ファン・トゥッテ」、「フィガロの結婚」、「愛の妙薬」、「ドン・パスクワーレ」、「トスカ」、「蝶々夫人」、「ジャンニ・スキッキ」、「こうもり」、「ラダミスト」、ツィアーニ「ロードペとダミーラの運命」に出演、スーブレットからドラマティックな役柄まで幅広い歌いわけには定評がある。 2010年秋のソロ・リサイタル東京公演の好評に続き、京都公演には「声、テクニック、音楽、容姿、舞台造り、すべての条件を備えたオペラスターの誕生である」との賛辞とともに第20回青山音楽賞が贈賞された。2011年「第20回ABC新人コンサート音楽賞」受賞。また東日本大震災以降は被災支援活動にも力を注ぎ、被災地での慰問演奏、東北と全国を繋ぐ担い手としての様々な活動を続けている。東京藝術大学在学中は林康子女史より、またイタリア留学中は往年のオペラ歌手M.リナルディ女史より正統なベル・カント唱法の手ほどきを受け、そのテクニックは近年ますます充実してきている。 東京二期会会員
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