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  植草ひろみ(うえくさひろみ)
チェロ

11歳より斉藤鶴吉氏に師事しチェロを始める。東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て同大学器楽科チェロ専攻卒業。
13歳から芸大在学中に至るまで故・堀江泰氏氏のもとでチェロを学ぶ。在学中、ザルツブルク・モーツァルテウム夏期音楽セミナーに弦楽四重奏団のメンバーとして3年続けて参加、ジャン・フルニエ氏の推薦を得て同地でコンサートに多数出演。
一方“高瀬アキとコスモポリス”(Jazz)や“マッドハッターズ”(pops)のメンバーとしてクラシック以外の音楽にも積極的に参加し、アストル・ピアソラの音楽に出会う。
1987年より10年間、新日本フィルハーモニー交響楽団に在籍。同団の多彩なプログラムと、小澤征爾氏やロストロポーヴィッチ氏を始めとする素晴らしい演奏家との出会いに大きな影響を受ける。在団中、2年間米国シンシナティに留学、ユフダ・ハナーニ氏に師事、同地でリサイタルを開く。またアスペン音楽祭(コロラド州)に参加した。
退団後、ピアソラの曲を集めたCD“Cafe 1930”をリリース。オペラシティ・リサイタルホールでCD発売記念コンサートをおこなう。
CDを携え、ピアソラの親友でチェリスト・作曲家のホセ・ブラガト氏をブエノスアイレスに訪ね、ピアソラの音楽について教えを受ける。またアメリカ各地や日本でのコンサートでは本邦初演を含むブラガト氏の作品を演奏している。
 NHK-FM“午後のリサイタル”“高橋キヨシ氏のカーネギーホール公演”出演、国内外のアーティストとの録音や、草月ホールでのリサイタルなどを行う。また久石譲氏と9人のチェリストのコンサート・ツアーに参加。オペラシティでの最終公演が“a Wish to the Moon”のタイトルでDVD発売されている。
近年は“癒しの音楽”をテーマに、“Sound of the sky”と銘打ったハープの早川りさこ氏とのデュオ・コンサートが好評を得るいっぽう、室内楽やオーケストラの首席奏者や聖徳大学で後進の指導にあたるなど、幅広い演奏活動を行うチェリストとして活動している。



オフィシャル・サイト 
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